2012年1月26日木曜日

スポーツグラス・スポーツサングラスの選定基準(フレーム)

先日スポーツグラス・スポーツグラスの選定基準についての

動画を作成させていただきましたのでご覧いただければ幸いでございます。



この中でもお話させていただいておりますが、

基本的に例外はあるもののスポーツグラスやスポーツサングラスと言われるものは

ワンサイズのものがほとんどです。

そのため、気に入って買ったはいいけど幅が合わない

緩くて落ちてくる、逆にきつくてうまくかけられないなど

そういった状態ではスポーツやプレーを行っている際に

とても最高のパフォーマンスを得ることは出来ません。

もちろん私たちが調整をしたり、カスタムを行ったりして

お顔に合わせていくことは出来ますが、そういったものは限界があります。

元々カスタムやチューンナップはそのフィット感をより高めるために行います。

ですので、まずはお顔にしっかりあったサイズのものを選ぶことが重要です。

スポーツグラスの場合、多くは3ポイントフィットといって鼻の部分と

腕の部分(テンプル)全体でお顔にホールドさせていきます。




これはヘルメットに対応させるために腕の部分を短くしてあったり

全体で抑えることでホールドと密着度を高めるためであったり

帽子の上からかけることを前提としたり、

様々な考えが盛り込まれておりますが

一番はそのお顔全体を包み込む、それにより保護する考えから

腕の部分はストレートやそれに近い形状のものが採用されております。

これに対して通常のメガネは5つのポイントで固定していきます。



これは掛け心地を重視しているために全体で力の分散を図っていくのですが

全体のホールドはスポーツグラスの方が一体感が強くなり

通常のメガネでは衝撃があった場合、1点の力のバランスが崩れやすいですが

スポーツグラスやスポーツサングラスはその力のかかる部分が

一体化して広く取られておりますので、力のバランスが崩れにくいという

利点もあります。

スポーツグラスのテンプルの形状と通常のメガネのテンプルの形状は

その理由からこんな感じの違いになっていることが多いです。

上の画像がスポーツグラスに多く用いられております形状、

下が通常のメガネに採用されております形状です。







そしてノーズパットには金属が使われていないものが

スポーツグラスやスポーツサングラスがほとんどです。



通常のメガネの形状のようなものでは万が一衝撃があった場合には

その金属の足などでお顔や目に危険な場合がありますので

これもスポーツグラスとしては成り立たないでしょう。



スポーツグラス・スポーツサングラスではこういった形状のものはNGで

当店でもどんなに有名なブランドであってもスポーツには使えないものと

判断をさせていただいております。

そしてフレーム素材が形状記憶合金などを用いていても

単にフレームの強度がどれだけあったとしても

その衝撃があった際に目や目の周りの肌に刺さったり、

エッジの部分で切ってしまったりと

原則金属のフレームはスポーツ用として成り立たないものと思ってください。

そしてサイズが合っていなければ、それがずれ下がったり

常に手でかけなおしたりしなくてはならなくなり

保護出来ないどころか、邪魔になってしまったり、

それによって逆に危険を伴う状況になったりします。






何度も書かせていただいておりますが

スポーツグラス・スポーツサングラスの第1条件は「安全性」です。

そしてその安全性は、フレームに使われている素材や形状、

そしてサイズがしっかりあったものを選ぶことで確立されます。









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